森捨商店

肥料、農薬、種、資材、ドローンなど農業に関する商品を扱っています。 専門知識を基に大型農家、営農組合から家庭菜園までお気軽にご相談下さい! 農林水産省 土づくり専門家リスト掲載 http://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/tuti_list.html 全国肥料商連合会(全肥商連)http://www.zenpi.jp/ 施肥技術シニアマイスター

肥料の選び方

肥料なんてホームセンターで売っていて、そのなかでも安いヤツで十分でしょ、農家でもないんだし

いやまあ、うーんそれでもいいけど、まあまあとりあえず話を聞いてくれ

なんでこの世の中にたくさんの肥料メーカーがあってたくさんの種類の肥料があるのか

ちょっと考えてくれるとありがたい

肥料ってなんだ?

植物を生育させるための栄養分として人為的に施し、植物の生育に伴い土壌から減少する成分を補うもの

なんかわかったようなわからないような、ここでは植物のご飯だと思ってもらうといいかなと思います

さて良い肥料ってなに?

答えは… 皆さんの心の中にあります

ああ、もう少しマジメに

肥料は目的を果たすための道具の一つであって目的に沿ったものを選ぶのがベストです

そんなわけで、「目的による」、つまり、皆さんの心にしかないんです

じゃあ、目的って?

美味しいものを作りたい、たくさん実の付くもの、手間のかからないもの

それぞれ違うと思います、それに対してすべて答えてくれるものは存在しません

しかし、目的が明確にあればそれに沿ったものを提供することができます

これが多くの種類の肥料が存在する理由です!

さあ、もう少し詳しい説明だーーー!!

これでテンション上げると、興味なくすんですよね

うん、専門的な解説って、難しくなくてもなんかこう、ね

選び方わからないと、家庭菜園だし、そんな本格的じゃなくてもー、とか思って

選択の優先順位が安い方になるんですよね

ああ、なんども失敗したさ、必要以上に丁寧に説明して引かれるのは

えーと、雑に説明ね

肥料には N(窒素・葉肥)P(リン酸・実肥)K(カリ・根肥)の3成分がメインで

このうち1成分のみのが単肥、それを混ぜ合わせたのが配合肥料とかBB肥料とか呼ばれて、2つ以上の成分が一つの粒に入っているのが化成肥料

あ、なんかわかりにくい

熱の薬と頭痛の薬と鼻炎の薬があって、一つ一つが単肥、全部混ぜるとつまり風邪薬なんだけど3つの薬が同じ箱に入れてあるのが配合肥料、全部の成分が1つのカプセルに入っているのが化成肥料 

この例えであっているのか?まあこんな感じ

それぞれの見分け方は粒の色や大きさがちがっているのでまあわかる

が、そんな雑な見分け方しなくてもちゃんとパッケージに書かれている、超便利

そうそうパッケージといえば16‐15‐14とか謎の数字が書かれているけどこれは成分表示でNが16%でPが15%でKが14%入っていることを意味するんだけど

なんと全部足しても45%にしかならない怪奇現象が…

残り55%は?えーと、石とか砂とか小麦粉とかなんかそんなヤツ

ねぇ、ちょっとせっかく買ったのに肥料は半分しか入ってないんですって

まぁ嫌だこと、ではなく、直接肥料成分が当たると強く効きすぎて枯れたり弱ったりして
(肥当たり)したり植物に取り込まれる際にムラが出たりするので肥料でない成分も必要な材料

で、このNの16が多いのか少ないのかが判断するのが難しいところで選ぶのが嫌になるポイント

成分が高いから良いんでしょ?なんて単純な問題じゃないんですよ

植物が欲しいのは何か?を考えるとNだけではなくPだけでなくKだけでなく

「何を育てるのか」によってぜんぜん違ってきます

だから明確な目的と詳しい知識が必要なんだ!!!

と力説すると

まあそこまで本気じゃないし

となって… ああ、もうね

ここでサラッと話題をすり替えて

安い肥料と高い肥料は何が違うのか?

同じだけど、高い方が盛ってるだけでしょ?

そんな例もないわけではないが単純に加工の精度とか手間とかです

えーと、リン酸はリン鉱石を加工したものです

つまり、石を砕いたものです(雑な説明)

で、石を砕くときに同じ大きさに砕くようにすると手間がかかるので当然値段が高くなります。

で、同じ大きさに砕くと吸収が均一になるので品質ムラが減る

そんな感じ

で、小さく砕いたのと大きく砕いたのを混ぜたら早く効いて長く効くんじゃね?

みたいな発想で工夫を広げて手間をかけて加工したのが高い肥料です

そうそう、肥料は植物に吸収されないでガスになって空気中に発散されたり水で流されたりしてロスが多くあって、それを減らすためには追肥ではなく元肥を多く使った方がいいよ、だから肥効の期間を気にした方がいいんだけど、それにもシグモイド型とかリニア型とかなにかとあってもう大変

その他にもリン酸には水溶性と苦溶性があってこれの違いが…

と、このペースでいくと延々と続くんですが、とりあえず数字だけではわからないことがたくさんありますよ

予想よりも長くなったので雑にまとめると

・高い肥料使うとそれなりにいいことがある

・高いといっても数百円だ

・横並び(同じ数字が並ぶもの)肥料は積極的に選ばなくてもいいんじゃないかな

・効果が長く効く肥料はロスが少なく結果として安くなる(場合もある)

初心者とか家庭菜園の方が高い肥料を使った方が失敗しなくていいんだけどなー

とりあえず迷ったらお店の人に相談しよう

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